048-973-7321

埼玉県吉川市美南5丁目6-9

  • 最寄り駅
  • JR武蔵野線
  • 「吉川美南駅」
    「吉川駅」
【受付時間】
午前8:45〜12:30 但し火曜は12:00まで
午後14:45〜17:30
※眼鏡、コンタクト処方をご希望の方は受付時間終了30分前までに受付をお済ませください。
尚コンタクト処方箋のみの発行は致しておりませんのでご理解の程宜しくお願いします。
診療時間 日・祝
9:00~12:30 /
15:00~18:00 手術 / / /

糖尿病網膜症

糖尿病網膜症

糖尿病網膜症イメージ糖尿病の合併症(ある病気が元になって起こってくる、別の病気や症状のこと)として起きる疾患が糖尿病網膜症です。この病気は、糖尿病によって網膜が障害され、重度になると失明をすることもあります。

糖尿病について

糖尿病網膜症の原因とされる糖尿病とは、インスリン(膵臓から分泌されるホルモンの一種で、血液中の糖分を組織に取り込ませ、血糖値を下げる働きをしている)が足りなくなることで、血液中のブドウ糖(血糖)がうまく取り込めないことで起きるとされる疾患です。このうまく取り込めなかった糖が、肝臓で脂肪に変わったり、腎臓から尿糖として排泄されることで、糖尿病を発症するのです。

なお、健康な方であれば、血液中のブドウ糖は、インスリンが作用することで、細胞に取り込まれてエネルギー源になったり、あるいは脂肪やグリコーゲンという物質に変換されて肝臓や筋肉に蓄えられたりします。

糖尿病を発症するとこのインスリンの量が減少したり、出なくなったりして血糖の過剰な状態が続きます。これが長期にわたると、全身の血管に様々な障害が現れ、糖尿病による合併症を引き起こすようになるのです。

糖尿病網膜症もそのような合併症の一つで、血液中のブドウ糖の過剰な状態が続くことによって網膜の血管が損傷を受け、血管が詰まったり、変形したり、出血を起こすようになるのです。自覚症状については、相当に重症化するまでは見られることはありません。

糖尿病網膜症の予防は可能

糖尿病網膜症は、糖尿病を発症してから数年~10年程度の時間が掛かります。そのため糖尿病を発症しても、すぐに目に異常が生じるわけではなく、糖尿病治療で行う血糖のコントロールをしっかり行えば、糖尿病網膜症を予防することは十分に可能です。

検査について

糖尿病網膜症が疑われる場合は検査を行います。問診・視診後に、必要に応じて以下のような検査を行います。

視力検査

他の目の疾患と同様に、視力検査はやはり重要な検査です。特に矯正視力は診断において重要で、矯正視力が1.0以上出ないようなら何らかの異常があると推測します。

眼底検査

目の奥に光を当てて網膜を直接観察し、網膜やその血管の状態を調べます。散瞳(点眼により瞳孔を大きくすること)のうえ検査をすると、微細な出血も把握できます。

蛍光眼底造影検査

腕の静脈から蛍光色素の入った造影剤を注入しながら眼底カメラで目の奥の血管を観察し、血管の形状や血液の流れ、網膜の血管からの血液成分のもれなどを調べます。

光干渉断層計(OCT)検査

眼底に近赤外線を当て、その反射波を解析して、層構造をした網膜の断層像を描出し、網膜の状態を調べます。網膜やその下の新生血管などの状態を立体的に把握します。

治療について

糖尿病網膜症の治療は、その進行具合(病期)によって大きく3段階(単純・増殖前・増殖)に分けられます。治療法もこの病期に応じてそれぞれ変化していきます。なお、いずれの段階につきましても糖尿病の患者様には必須とされる血糖値を適正にコントロールしていくことが求められます。

このほか、視力低下を引き起こす「糖尿病黄斑浮腫」(物を見る際にとても重要な働きをしている黄斑にむくみが生じた状態)は、これら全ての病期で起こることがあります。

単純糖尿病網膜症(糖尿病網膜症の初期)

症状としては小さな眼底出血や白斑が見られますが、自覚症状はありません。血糖値をコントロールするだけで進行を抑えることもできます。治療の必要は無くても定期的な経過観察が必要です。3ヵ月に1回の割合で受診するようにしてください。

増殖前糖尿病網膜症(糖尿病網膜症の中期)

小さな眼底出血に加え、網膜における血流が悪くなるといった症状がみられます。自覚症状が見られないケースもあり、視力が低下しないことも多くあります。そのまま放置すると増殖糖尿病網膜症に進行しやすく、血流不足による酸素・栄養不足に陥った網膜に対してレーザー治療(網膜光凝固術)を行う必要があります。中期では1ヶ月に1回程度の受診を要します。

増殖糖尿病網膜症(糖尿病網膜症の進行期)

眼内に硝子体出血や増殖膜という線維膜が生じて、それによる難治な血管新生緑内障や牽引性網膜剥離など、様々な病態が引き起こされます。治療では、レーザー治療(網膜光凝固)が必要ですが、それでも進行を阻止できないような場合は、硝子体手術を行います。

クリニック概要

診療科目
眼科
住所
埼玉県吉川市美南5丁目6-9
最寄り駅
JR武蔵野線「吉川美南駅」徒歩12分
JR武蔵野線「吉川駅」南口より
メート―観光バス
「ピアラシティ三郷中央行き」に乗車後、「児童館入口」下車し徒歩約2分
TEL
048-973-7321
【受付時間】
午前8:45〜12:30 但し火曜は12:00まで
午後14:45〜17:30
※眼鏡、コンタクト処方をご希望の方は受付時間終了30分前までに受付をお済ませください。
尚コンタクト処方箋のみの発行は致しておりませんのでご理解の程宜しくお願いします。
診療時間 日・祝
9:00~12:30 /
15:00~18:00 手術 / / /